Gundendoopowered by 電動ガンの殿堂

 サイレント化についていろいろなページで公開されているように、シム調整や綿を詰めるとか
 シリンダヘッドの衝撃吸収剤を交換するとかさまざまなアイデアがあります。
 確かにそのいずれも効果はあると思いますが、そのことについてはここで発表しても他人の受け売りに過ぎません。何も面白くは無いでしょう。
ですからここでは違う方法を考えたいと思います。

 サイレント化の方法としてはまずAEGの音の出所から考えてそれを出来るだけ小さな音にすればよいと考えます。
それでも足りないところは周りを囲むとかスポンジ詰めるとかの対処療法を行えばいいことです。
音の出所としては
音の大きい順から

銃口から出るエアの膨張音
ピストンとシリンダヘッドの衝突音
モーターの作動音
ギア音

 ギア音について効果があるのはシム調整くらいでしょうか。モーター音を減らすったって初速を犠牲にしてへろへろに弱いスプリングにしたところでゲームで有利にはなり得ません。やはりルールの範囲内ぎりぎりの初速は確保しておきたいところです。
 弱いスプリングを使用しても満足のいく初速が得られるなら弱いスプリングも要検討ですが今のところは無理そうです。 他には対処療法的なものしか思い浮かびませんのでここでは述べません。

 前置きが長くなりましたがさてここからが本題です。もっとも効果が出ると思われる銃口から出るエアの膨張音とピストンとシリンダヘッドの衝突音を小さくすることを考えます。
 銃口から出るエアの膨張音はサイレンサーを付ければ消えるというのは対処療法に過ぎません。
 音源が小さくなればサイレンサも小さく出来るので取り回しの容易さが向上するメリットがあります。

 究極の理想状態はエアが銃口から出なければ音は出ません。つまり弾が銃口から出るときにバレル内の空気圧がちょうど大気圧になっていれば良いのです。もはやサイレンサーなど必要もありません。

 次にピストンとシリンダヘッドの衝突音についてもですがソルボセインを貼るというのはやはり対処療法に過ぎません。
この音源はフレームを伝わって外へ出るケースと、バレル内を通過して銃口から出るケースがあると思います。
厄介な事に銃口から出るこの音はサイレンサーでは消えません。サイレンサーは急激に膨張しようとする空気を スポンジや隔壁などで徐々に膨張させ空気の振動を緩和し、炸裂音を出にくくする構造ですので衝撃音のような音波は吸収されず、外部へ出てゆきます。
これを防ぐには弾がバレルから出る前にピストンがシリンダヘッドに衝突するようにすれば弾が音波をかなり防いでくれます。

 究極の理想状態はピストンがシリンダヘッドに衝突する瞬間のピストン前進速度がゼロになれば音は発生しません。
音源の発生が無ければ弾がバレルから出る前にピストンがシリンダヘッドに衝突するようにとか考える必要も無いですが。

以上の究極の状態にどれだけ近づけることが出来るのか。それがここで目標とするサイレント化です。
なかなか計算する時間が無くて途中ですが今回はここまでです。映像も無い文字だけのページをここまで読んでくださった方申し訳ございません。
必ず近日中にアップしますのでお待ちください。でももしこのような銃が実現できたなら非常に面白いと思います。
何しろサイレンサもついていないのにサイレンサ付の銃よりも静かなんですよ。想像しただけでわくわくしませんか?
条件はかなりシビアになると思いますがまったくの夢物語ではないと思います。
2004/3/19